綺礼の長い舌が、凛の乳首を絡めとった。
乳が滲み出す先端を、綺礼が唇の輪を絞り、きつく食んでくる。
「ひ、ぃ、ぁっ……!」
目の前に星が飛び、新星の爆発のように白光がぱっと閃いた。
同時に逆側の胸が、指を食い込ませられ、ぎちりとしなる。腫れ上がった肥大乳首をきつく摘まれて、びゅる、ぶしゅ、と、ミルクが噴水のように撒き散らされた。
「ふくぅぅぅっ、うぅーっ、うっ、あうう……」
無理やりへこまされた乳の内管が、絶頂にも似た恍惚感を呼び覚ます。そんなところを掴まれ、絞られ、握りつぶされても、ここまでの悦楽になるはずがないと気づけないのは、凛が穢れを知らぬ乙女だからだ。
よくしなる、蛇のような舌が、ぐるぐると胸の頂きをめぐり、こね、爪弾いていく。そのたびにぶしゅっ、しゅうっ、と、少なくはない量の液体がしぶいて、綺礼の内頬を叩いているのが凛にも分かった。
大きく太いのど笛が、それを惜しげもなく飲み下していく。
「でるうぅ、出るのぉーっ、すごい、いいっ」
液体が胸の繊細な器官から迸るたび、意識が飛ぶほどの甘い痺れが凛を責めさいなんだ。
「んあぁぁん、はぁぁ、あぁぁぁんっ……」
上等な絹の靴下を履いた、かわいらしい小さなつま先が、被悦のたびにびくびくと痙攣してくねり、綺礼がいじくりまわすミルクの噴水をたっぷり受けて、どろどろに濡れそぼっていく。
綺礼が乱暴に乳首をねぶればねぶるほど、疼きは増しに増していった。どろどろに溶けた甘い蜜でも流し込まれたかのように、凛の頭がふやけていくのを感じる。じゅくじゅくに濡れそぼったブラウスの前をはだけ、体格に不釣合いな小ぶりのおっぱいを男に弄ばれている自分が、遠くの鏡にきらりと映ったのが見えた。
だらしなく唇をひらき、うっとりと眠るようにまぶたをおろした凛の顔。
(うそっ……私、ひどい顔してるっ……)
恥辱に、つかの間、硬くこぶしを握る。しかしそれも、すぐにとろけて、ふにゃふにゃになってしまう。
「気持ちいいよぉぅ、綺礼ぇ……」
凛はうすっぺらの腰をくねらせ、綺礼の身体にすり寄せる。深く考えてしたことではなかったが、そうすると綺礼の舌が動きを早めてくれるので、甘えるように脚を絡めて、うるんだ瞳と声で訴えかけた。
綺礼の無骨な手が、男も女もないような子どもの肢体にくっつけられた美乳をわしづかみにする。真っ赤に腫れ上がった蕾からぶしゅっと粘液が飛び散って、それが凛も綺礼もべたべたに汚していった。
白い体液を顔や前髪から滴らせ、トリップした瞳で凛が喘ぐ。
凛の小生意気そうな鼻先を見つめながら、綺礼が味わうように舌を使う。
執拗に舌先でにじり潰されても、乳首は少しも硬さを損なわなかった。何度でも甘い汁をたっぷりと噴かせ、凛のきゃしゃな肩をがくがくと震えさせた。
かすかな重みを確かめるようにたぷんたぷんと下から持ち上げ、肥え太った淫靡な乳首を、舌と唇を絶妙に使い苛め抜いていく。
ぢゅう……っと、強く吸い付けば吸い付くほど、そこは水風船のようにぷるんとしなり、凛を高みに追いやった。
「くふんぅぅ……あっ……?」
綺礼は唐突に手を止めた。ちゅるちゅると弾かれ、吸われて快い悲鳴をあげていた乳首も、唐突に突き放された。
没我になって感じていた凛も、不審そうに目をあげる。綺礼は普段から陰気そうな瞳の色を少しも変えず、凛の噴き出した液でずぶ濡れになったおのれの衣服を剥いでいく。
「どうしたの? 綺礼」
父親以外の男の裸をはじめて見た凛が、まっすぐな瞳で綺礼を見上げる。
凶悪に割れた腹筋の下、下半身の真ん中に、何か大きなものがまっすぐ持ち上がっていた。
「なぁに、それ。しっぽみたい」
綺礼は短く瞑目すると、『そうか。何も知らぬのだな』と一人合点するように呟いた。
「嫌よ、そんなの近づけないで……」
グロテスクな血管が浮く、野太い肉の枝だった。醜悪な肉塊が丸くせりだしながら太い幹と繋がっている。赤黒いそれが凛の口元に寄せられて、凛は思わず退いてしまう。
「人に奉仕をねだるのなら、まずは自らが行わねばならぬ。そのぐらいのルールは心得ているだろう」
凛は言わんとすることを察して、青くなった。
「そんなものを舐めろっていうの? 嫌よ、馬鹿じゃないの」
「凛。こちらを向け」
「やあっ、嫌……んぶぅっ!」
顎を捕らえられ、強引に上向かせられた。閉じた唇に、奇怪な肉の器官の先端がぺとりとくっつけ合わされる。大きな瞳に涙を溜めて、懸命に嫌だと訴えかけるが、ごつごつした指が歯列を強引に割り開き、舌の先に生温かいものが無理やりねじりこまれた。
「ひょっと、ひれぇ……! んん! ふぐうぅ……!」
舌の腹いっぱいに太巻きのような肉塊をくわえ込まされて、凛はもごもごと抗議した。
だが綺礼は涼しい顔で、凛の胸を乱雑にひねりあげる。
「うぶうぅっ! んんんーっ!」
異常な快感を催して、乳が排泄されていく。凛はひとたまりもなくとろけてしまう。力が抜けた顎の中を、ぬるりと肉塊が前後した。波打つ血の管や、突っ張る皮のひきつれの感触などが、凛の口いっぱいに広がっていく。
「きちんと奉仕できれば、それも残らず吸い出してやる」
屈強な背筋を、子どもの背丈に合わすように丸めて、綺礼が腰を前後に揺らす。
蟲の蠕動によく似た動きで、綺礼のこわばりが凛の口内を暴れていった。
喉の奥を突くタイミングで、綺礼の手が凛の胸を苛めていった。えずくほどの苦しさと、全身が弛緩するほどのミルクの射出感が、同時に凛を襲う。
「ひ、ひはぁ、あぐぅっ、うぅっ、ううーっ……」
息苦しさと度を越した快美感とで涙が流れ、凛の視野がぼうっとけぶっていった。
ぐしょぐしょに濡れた乳房の上を綺礼の硬い手のひらが這い、器用な指先が十指を駆使して絶妙に乳を搾り取る。潤滑液で滑らかになった指先の刺激が凛の放乳を促進し、乳腺をくすぐって勢いよく噴き出す液体の感覚が、頭のなかを真っ白にする。
肉の隆起が凛の口内にじゅぶじゅぶと出入りを繰り返す。凛はそれをなんとか受け止めて、舌に広がる苦い味を飲み下す。
「ひぐっ、ひぎぃっ、いいぃっ!」
凛は喉が痛むほど泣き叫び、ぴゅっぴゅっとミルクを噴きこぼした。胸の先端をいじられるたび、おなかの底が熱くゆらいで、爆発しそうになる。
凛の小さな唇をいっぱいにつっぱらかせて、剛いものが出入りし、含まされた鈴口の合わせ目や窄まりのごつごつした質感が、これでもかとばかりに蹂躙の限りを尽くしていく。
わなわなと尋常ならざる深度で凛の身体がうち震えた。
達しかけているのだと気づいた綺礼が、両方の乳を握りつぶす。
圧迫されて勢いよくほとばしる乳射に引きずられて、凛は絶頂においやられた。
「あっ、あっ、あっ、ぁぁぁっ! やぁぁ~~~~~っ!」
白濁液で汚れたツインテールをふるふると振りながら、凛は腰を浮かせて絶叫した。
意思の強いとがった瞳が裏返るほど焦点を飛ばし、喉奥が酸素を求めてぱくりと開く。
そこに半端な形で自身の生殖を突っ込んでいた綺礼は、限界まで開かれたその喉に、容赦なく突き入れた。
「ううぅっ、ぐぅっ、うぶうぅっ……!」
感じる部位を余すところなくやわらかい舌と顎で覆いつくし、綺礼はさらに動きを早めた。
身体が魚のようにびくびくと跳ね、それがすっかり静まってしまったあとも、胸への刺激は続けていった。
「うぅ、うぅぅ……」
美少女と呼ぶにふさわしいつやつやの頬に、ぽこりと綺礼の形が浮かぶ。横の頬や上顎や喉の奥の窄まりや、舌の裏側にまで自身の強張りをすりつけるのが、綺礼にはたまらなくいいようだった。
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