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    □ とある魔術の禁書目録 □

    御坂美琴と一方通行(アクセラレータ)の小説 下書き

    『とある魔術の禁書目録』より。

    仮題は

    『一位×三位の優性思想(アウトブリード)』


    舞台はたぶん原作3巻の序盤あたり。
    ※ネタばれを含みます。えろぐろ閲覧注意。




    樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)が演算した
    「一方通行(アクセラレータ)」レベル6へのステップアッププログラム。
    それとは別にもうひとつ、レベル6能力者作成企画が極秘裏に進んでいた。

    その企画とは。

    学園第一位の一方通行(アクセラレータ)と第三位の超電磁砲(レールガン)を
    "かけあわせる"
    ことだった。
    これによると、30人にひとりの割合でレベル6の素養を持つ子どもが、
    10人に9人の割合でレベル5の素養を持つ子どもがそれぞれ生まれる計算なのだ。

    しかし未成熟で不安定なカラダの一方通行(アクセラレータ)に
    まともな生殖行為は難しい。

    学園都市第三位の御坂美琴も
    『30人も子ども産むなんて冗談じゃないわよ!』
    と計画を拒否。

    「そこで種々雑多な衣装変換による視覚刺激や首もげ血しぶくギリギリプレイなどを駆使して
    一方通行(アクセラレータ)の『をのこ』をオッ立たせる新企画
    『複製時代の優性思想(アウトブリード)』が発動したのです、とミサカは一息に説明します」

    「発動したンです、じゃねェェ!
    首もげるのはギリギリどころかガチアウトのスナッフだろうがァァーッ!」

    ミサカシスターズの一、識別番号10451にマウントポジションを取られ、
    一方通行(アクセラレータ)は絶叫した。

    「大脳の興奮(スリル)を感じる部位と性欲(ムラムラ)を感じる部位は非常に近いマッピングなので
             ホワイトアスパラ・アクセラレータ
    両者の併用は『役立たずの一方通行』にも高い効果を挙げるはずだ、
    とミサカは樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)の演算結果をそのまま述べます」

    「ホッ、ほッ、ほわいッ……!? 壊すッ! めちゃくちゃに電流走(おかし)てやるッ!
    ヤるッつッたらヤるぞ! 樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)の母体(マザー)はどこだァァッ!」

    「新企画は以降特に断りがない場合『あうと☆ぶりーど』と呼ばれます、
    とミサカはまったく無視して続けます」

    「なンだその一発屋エロゲみたいなネーミングセンスはァーッ!」

    「あいだの星マークを省略してはならない、とミサカは念を押されました」

    ***

     カエル顔の科学者はそのムービーに釘付けになっていた。
     そこには『あうと☆ぶりーど』の一部始終を記録におさめてある。
    (これは……)
     画面は記念すべき第一回めの佳境に入ろうとしていた。

     倒れたミサカシスターズに、色白の少年が覆いかぶさっている。
     はりついた血染めのシャツを破き、むきだしの肩をわしづかみにした。

    (戦闘になるとテンションが上がる性質の少年だとは思っていたが……)
     少年は今まさにハイの極みに立っているのだろう。
     心底楽しげな表情で、恐怖に凍るミサカシスターズを追い詰めていく。
        クローン                  ショウネン
    (……実験体にも人権が……いいや、この実験体にだって人権はあるだろうに……)

     見たことを後悔しながらも、その映像に魅せられて、その場を動くこともできない。

    ***

    (『あうと☆ぶりーど』? 人権無視にもほどがあるわよ)

     御坂美琴は自室のベッドで煩悶する。

    (試算では600人ぐらい子ども作ればレベル6が確保できるらしいけど)
     自分と同じ顔をした少女が、白い悪魔に壁まで追い詰められ、抵抗を奪われるさまが目に浮かぶ。
     中性的な顔立ちの白い悪魔は、組み敷いた少女の首を面白半分に絞めながら、ドSを絵に描いたような笑顔で下半身をねじ込むのだ。
     泣き叫ぶ自分に、狂ったような悪魔の哄笑が容赦なく降り注ぐ。

    (悪趣味……)
     何より、そんな妄想をしている自分がもっとも悪趣味だ。

    (……知らない間に、自分の子どもみたいな存在が600人増えるわけか。
    そのうちの大半がレベル5。おそらくは軍事利用されて、日本の情報戦争(セキュリティ)の強化に
    貢献することになる。有事には物理的な兵器・兵士としても流用されて、紛争地帯には私がいっぱい。
    ……気持ち悪い。誰か止めてよ。
    なんでこんな横暴がまかり通るの? 日本て先進の法治国家じゃなかった?)
     エリートと呼ばれ、戦術兵器級の武力を持ちながら、
    自分も組織の中で踊り踊られるチェス駒のひとつでしかないのだ。

     超電磁砲(レールガン)が打てるから、だからなんだというのだろう。

    (どんなにすごいワザが使えたって、あの馬鹿にも勝てない)

     あの馬鹿の顔が浮かんで消えた。

    (助けてくれないかな)

     御坂は跳ね起きた。

    (……やだ。今のなし! 何考えてんのよ私は!)


    ***


    設定が多いラノベは同人するにも一苦労です。

    突発的に思いついたはいいですが、いろんなところで矛盾するので
    このまま続けるのはちょっと難しい気がします。


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    Date:2008/12/01
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    Thema:二次創作:小説
    Janre:小説・文学

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