胸はどんどん大きく膨らんで、いまや林檎をふたつ重ねたようになっている。綺礼の手のひらを挟み込み、なぶることができるほどの大きさだった。
綺礼はさきほどと同じように自身の肉剣を取り出すと、その切っ先を、やわらかなプリンでも切り分けるようにして、胸の谷間に突きたてた。
ミルクで濡れ滑る谷間に、綺礼の熱い肉の塊を感じる。そのあるかないかの性臭に、凛は脳天を割られたかと思うほど感じ入った。
分厚く、荒れた手のひらに、乱暴に乳首をすりあげられる。同時に、その丸々と肥え太った肉の棒が、胸肉をこれでもかというほど巻き込んで、ぐちゅりと凛の唇のほうまでつき込まれる。
凜がほとばしらせた特濃ミルクで勢いをつけながら、綺礼は律動を開始していった。
「あっ、あぁっ、あぁっ」
綺礼の動きにつられて、凛の胸が上下に跳ねる。小さな子どもそのものの体躯に、巨大な質量がくくりつけられ、たっぷんたっぷんと揺らされているさまは背徳的だ。
「ふぁん、あぁ、あぁんっ」
両脇からきつく絞られて、凛の乳腺がじりじりと痺れを起こす。ミルクがスプライトし、布団や自身の顔や、ちいさなひざ小僧が白く汚される。
凛はどこもかしこもどろどろにして、腰をがくがく言わせ、愛欲一色に染まった瞳をなんとかきつく睨みつけるような形にしながら、綺礼を見あげた。
「やぁっ、うそつき、綺礼のうそつきっ!」
「なんだ」
「お口でしたらしてくれるって言ったのにっ!」
「私はまだ一度きりしか放出していないが、凛はそんなに沢山出しているだろう。釣り合いだ」
「うそつきいぃぃっ!」
悪態も、長くは続かない。動きを早め、凛の唇を先端で陵辱してやると、凛は『もがっ!』と呻いて、しぶしぶながらその先端を飲み込んでいった。
搾り取られたくてぱんぱんに張った乳腺が、綺礼のものを扱きあげるたびにきつく絞られ、目の前が崩落するような悦楽を送り込んでくる。
「ぬるぅっ、ぐちゅっ、ちゅぅっ……ちゅぶぅっ!」
綺礼のものを口いっぱいにほおばりながら、凛はもう何度目かも分からない絶頂に追いやられた。達すれば達するほどやしの実のような胸はますます重たく実り、達したときの快楽が重たく深くなっていく。
「ひれぇっ、ずるひほぉっ……!」
大きな手のひらがぬめる乳房をぷるぷると取りこぼしながらまとめあげ、胸全体に乱雑な愛撫を加えていく。綺礼の肉筒が谷間を走るたび、体の奥底からたまらない衝動がこみ上げてくる。もっともっと先端を弄繰り回されたい。そう思っているのに。
綺礼はおのれをゆすぶることに夢中だった。
ぱん、と勢いよく綺礼の硬い下腹部が打ち付けられ、その体に絶頂の兆しである震えが走る。
「……出る」
「ふぇっ!?」
「取りこぼすなよ」
「んんーっ! んんっ、んぶぅ、んんぐうぅぅっ!」
凛は激しすぎる放出に、身構えた。
「んっ……!」
はじめはあんなに苦かったその体液が、むせかえるような甘い魔力のにおいを放っていることに気づいたのは、その時だった。
舌の上でたんねんに味わい、こくこくこくと小さな喉をいっぱいに鳴らして、残らず胃に収めていく。
「んんーっ、っぷはぁっ、……綺礼ぇー……」
なんだか顔が熱い。熱をもったように視界が揺らぎ、気分が甘く高揚していく。
濃すぎる魔力の供給を受けて、凛は酔ったようになってしまった。
立て続けの発射で体力をひどく消耗した綺礼は、ぐったりとベッドに横たわっていた。
「綺礼、約束なんだからね! ちゃんとお口でしてよぉ……」
その口元に、凛の改造魔乳が突きつけられる。美しい隆起を形作る魔乳が、さもおいしそうにふるふると揺すりたてられ、綺礼を誘う。
「ほらぁ……」
絞りたての白い液体を綺礼の唇の端から入れてやると、綺礼は苦しそうに呻いた。
「何か混ざってるな……男の魔力をも効率的に奪い、搾り取るための秘術か……なるほど」
綺礼が凛の分泌したミルクに、ぴくりと反応する。
疲れたような顔つきで、みたび立ち上がった肉茎を、みぞおちにできた白濁の液だまりに浸した。それから、手のひら大にまで大きくなった乳首の先端にすり合わせる。
「はうぅ……それ、きもちいぃ……」
乳首の柔らかい皮を限界までへこませてやると、ちょうど綺礼のもの先端がずぷりと埋まった。指先でかすめられただけでおかしくなるような繊細な胸の感覚器官に熱い肉杭を埋め込まれて、凛はくたりと力を失う。
奥まで突き入れると、ぶしゅっ、とミルクがはじけた。ぶしゅ、ちゅぐ、と、粘性の高い音を響かせながら、凛の乳首に出し入れを繰り返す。
「あぁーっ、あっ、あぁっ、あぁぁっ」
凛がびくびくとのけぞり、大量の母乳を吹き散らかす。虫による擬似魔力回路が複雑に絡まりあった超巨大乳房は、中を温かいミルクが通るだけでひりつくような甘い感覚がし、それが外部に排出されるだけで、目の前が真っ白になるほどの快感で凛の背筋をしならせる。
綺礼のものが凛の厚ぼったい乳首を蹂躙するたび、凛は絶頂するのではないかと思うほど激しく体をわななかせ、釣り目をだらしなくゆがませた。
「あぁっ、しゅごい、しゅごいぃーっ、りんのからだ、おかし、おかひくなっちゃう! ひうぅ、うぅ、ぉ、おっぱいがぁーっ、こわれ、こわれちゃっ、」
もはやまともな発語もできないほど甘ったるく語尾をとろかして、凛は濃い白濁液をどぷっと大量に吐き出していく。
そのぬめりに綺礼が我を忘れ、腰を打ち付ける作業を繰り返していく。
神経系を焼ききられるような激しい悦辱のパルスが閃き、凛の体が発情一色に染め上げられていく。
おなかの奥が熱かった。
虫を入れられているわけでもない。いじくられたわけでもない。なのに、凛の体はそこへの刺激を熱望し、ひくひくとひきつれている。
凛が、その、名画の美少女のようなふっくらとした薔薇色の頬を情欲にゆがめ、浅ましい喜悦の涙を流しているのを、綺礼がさも愉快げな嘲笑で見下ろして、いっそう動きを速めていく。
「……きれぇっ、きれぇっ、また飛んじゃうっ、すぐそこまですごいのきちゃってるぅっ!」
これまでの連続的な達成感と違って、おなかの奥底が裏返りそうなすさまじい快感の波がすぐそこまできていた。
「乳首に挿入されて達するとは……随分強烈な肉体改造を施されているな」
「はぁんっ、はぁっ、いいーっ、しゅごいぃっ!」
「待て。今楽にしてやろう」
綺礼が楽しげに頷くと、ぬるぬるの先端で激しくこすりつける作業を始めた。
凛の乳首が直接すり潰され、びゅるっと排乳が吹き零れる。新しい泡をたくさんつけた新鮮な乳が、突き入れのたびにあふれて、授乳のための器官に備わる快楽神経をダイレクトに刺激していった。
「うぅっ、あぁっ、はぁっ、もぉっ、もぉいっちゃうぅっ、らめぇぇぇっ!」
絶頂漬けの快楽地獄に突き落とされ、凛の下半身がぐずぐずに溶けていく。触られてもいないのに激しい痙攣を繰り返す蕾から、ぷしっとミルクとは違う液体が吹き散らされた。
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